人と違ったものの見方、理解の仕方
天然生活2023年12月号に掲載されていた「高橋武市」さんの言葉を断片的にメモ。
気ままに、ぶらぶら歩いたほうが楽しめるよ。あのね「ひとりだから何もできない」と言うけど、俺は逆だよ。ひとりだから何でもできた。
100苦労をして1の結果しか出ないこともあるよ。でも、そこでしか得られない達成感というものがあって、そのときは「やった!」って思う。
どの世界でもこれでいいと思ったら考えがそこでストップしちゃう。やる気があっても続けなかったらだめ。形にするにはそれを達成するだけの時間が必要で、続けなかったら形にならないという気持ちでやってきたからね。
人生ってそうだよ、あちこちウロウロしても、結局、その人の備わったところで落ち着いちゃうの。
学問も大事だけど、学問以上に大事なのは実地で理解すること。そうすれば人と違ったものの見方、理解の仕方ができるようになる。
ここでやっていくなら、この地で育つ植物じゃないとだめだ。
本来ならマイナスの要素でも、逆手にとって売りにすることで無理せず勝負できる。
いいものをつくるには即席ではだめなの。磨きに磨きをかけて進化した景色を見てやろうと、みんなもここまで何度も来てくれる。うちのお客さんは、一度来る100人より、100回くる一人なんだ。
一番いいのはこの空気、それから水。あとは粗食がよかった。食うや食わずが一番いいわけ。
それに身体を使って仕事をしてきたから、今月よりも来月、常によくなるように仕掛けているから、夢は尽きないの。その夢は高望みではなく、自分が積み上げて、積み上げて、その結果がこれなの。