暁の茶事なう

2月といえば『暁の茶事』。席入りが午前4:00の現代ではなかなか驚かれる茶事です。

醍醐味は、暁の字のごとく、夜明けを楽しむこと。なので亭主は、夜明けの時間(午前6:00頃)から逆算して茶事を進めていかなければなりません。時間との勝負な茶事なのです。自然は待ってくれませんね。

今回のレポートでは『暁の茶事』の粋な風情をぜひ伝えたいと思います。
 

午前4:00に見える景色


守谷市高野にある、お茶室『無碍むげ光庵こうあん』。こちらは『外待ち合い』の様子。午前3:30。
 

同じく『外待ち合い』。零度近くですが、暖を取れる火はこれだけなのです。しかし有ると無いでは雲泥の差でした。
 

こちらが本日の入り口。本来は、竹やぶから入るのですが、時間も時間なので。『行あん灯どん』が未来を照らします。この日は直前まで雨でしので、地面が濡れていました。反射が綺麗でしたね。午前3:43。
 

こちらは『寄り付き』のお部屋。もうすぐお客さんが全員集まります。ふすまが少し開いているのは、準備OKを示します。午前3:40。

掛け軸・・・『月に梅』川端 玉章

夜明けと仲立ちが重なるか?


茶事は順調に進み、いよいよ『仲立ち』。ただいま午前6:00。うっすらとほんのり明るくなってきそうな気配です。写真は少々、明るめに加工しております。

午前6:24に銅鑼が鳴りました。鳴るまでの間、お客さん方は夜明けの風情を楽しんでおられました。とにかく、寒い。北風が強かった日でしたね。

午前7:00



太陽がグングンのぼり窓から陽が差します。濃茶と薄茶を召し上がり、身体も少しは温まってホッとされたご様子でした。午前7:00。


いかがでしょうか、暁の茶事。最後に『無碍光庵』の周辺をお送りいたします。こちらの写真は2月19日。直前まで雪がチラつき霜柱が降りました。


 

 
暗いですが、奥に見える煙突は、かつてのお醤油づくりの名残です。あえて残されているそうです。