古田捕手の人とは違う道具を手に入れた話

古田捕手の人とは違う道具を手に入れるまでの考え方がとても素敵だったので、断片的にメモしました。 社会人のときです。いったいどれくらいの大きさのミットまで操作できるのかなと、当時、びっくりするぐらいの大きなのを作ってみたんです。そうしたら問題ない。逆に広い範囲がカバーできる。 問題は、投げるときなんです。自分の掌に当たっていない部分で捕ったボールが、ミットのどこにあるのか、わからない。 スイートスポットみたいなところがあって…本来はそこで捕りたいんですけど、ミットが大きいと、いつもそこに入るわけじゃないですから。 一番困るのは、盗塁防止なんですよ。ランナーがバッと走ったら、わずか僕に与えられた何秒かの間にボールを向こうに投げなきゃならない。 一回握り直したら、もう無理です。それが大きいミットでできるのか。ボールを探す時間なんてもちろん取れないですから。 で、走ったときだけ、普通のところで捕ればいいじゃんと思ったんですよ。
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