黒内小学校
はじまる学校選択制度
この春より、黒内小学校の過大規模を緩和するため、御所ケ丘小と郷州小へのスクールバスによる学校選択制度が始まりました。令和7年度は松並青葉の新1年生の約23%が、御所ケ丘小または郷州小を選択されました。御所ケ丘小へは21名、郷州小へは16名の新1年生です。
次年度にむけた説明会
令和8年度の新1年生の保護者向け説明会が 4月20日(日)に開かれ、学校選択制度の概要が説明されました。また、4月からスクールバスで他校へ通学している児童の保護者にも登壇いただきました。
実際の利用者が参加したことで、制度への理解がより進み、QAでも利用者の声が聴けたことが参加者にとって貴重な判断材料になったと感じました。全体が建設的で前向きな雰囲気だった、という参加者の声も耳にしました。
今回の利用者の登壇は、この方から直接ご相談があり、行政と調整をしてきた経緯があります。行政も、4月からスクールバスを利用している保護者の声を重視していたため、円滑に実現できました。
楽しい学校生活を送るために
次年度(令和8年度)は学校選択制度の2期目にあたり、また黒内小学校の児童数がピークになると見込まれます。そのため、次年度の新1年生の保護者の方々への丁寧な説明とフォローアップが極めて重要です。
松並青葉地区の方々から相談を受け、守谷市の担当課とコミュニケーションを重ねていますが、利用者の声を取り入れながら、始まったばかりの学校選択制度をより良くしていこうとする動きが感じられます。
もちろん、黒内小学校の過大規模から生じている様々な懸念点があるのも事実です。そのような状況だからこそ、市内のすべての児童が楽しい学校生活を送れるように、関係各位が協力して建設的に進めていかなければなりません。
私は黒内小学校が母校ということもあり、校訓である「清く 正しく 美しく」を今でも誇りに思っています。
スクールバスや小学校のことで、もし何かありましたら、どうぞお気軽にお声がけください。
守谷中央図書館
生まれかわる図書館
この秋から、守谷中央図書館は大規模改修工事に入ります。建設から約30年を経た建物の長寿命化を図るとともに、新たな空間や機能を加え、より魅力ある図書館へと生まれ変わります。
注目は?
特に注目しているのは、新設される「ラーニング・コモンズ」です。ここではグループ学習やワークショップの開催が可能です。この「ラーニング・コモンズ」を活用することで、守谷のまちづくりをさらに推進できると考えています。
郷土愛を育む
守谷には、いわゆる「守谷都民」といわれる、「住まい守谷、お仕事は東京」という方々が多くいらっしゃいます。このような方たちは、仕事を通じて得た経験や知見を豊富に持っています。
たとえば、こうした市民の方たちが、就職活動を控えた学生に面接やキャリア形成のアドバイスをする講座ができれば面白いのではないでしょうか。同じ守谷市民でありながら、立場が異なる学生と大人が「ラーニング・コモンズ」を通じてつながることができれば、双方にとって素晴らしい思い出や経験になります。そしてなにより、守谷がもっと好きになるはずです。
私は長年ボランティアをしている中でよく感じることがあります。それは誰もが地域に貢献したいという気持ちを持っていることです。もちろん、その想いには個人差がありますし、仕事などで忙しく、なかなかその想いを発揮できる場がないのが現状だと捉えています。「守谷に貢献したいという想い」を持つ市民の背中をそっと押せる仕組みをラーニング・コモンズにつくり、守谷のまちをさらに推進させたいです。
守谷駅東口エリアに図書機能を
「守谷駅東口に図書館の分館を」という要望は、じつは2016(平成28)年に市民からの要望書として議会に提出されています。行政もその必要性を認識しています。
3月議会の市長答弁でも、「図書機能が守谷駅東地区に必要だと認識している。具体的に探しているのも事実」との主旨が示されました。なかなか実現しないのは、官民連携により市の負担を抑えつつ、自走可能な運営モデルを模索しているためと私は考えています。
私も議員として、実現性と具体性をもった姿勢で模索していきたいと考えています。
旧アジュールのゆくえ
「インターナショナルスクール」は白紙になりました。守谷市は事業者へのヒアリングを重ねた結果、提案事業の実現可能性について十分な確認ができなかった為、協議終了の意向を事業者に伝え、辞退届を受理しました。
優先交渉権者が決定してからのこの2ヶ月間は、反対の署名運動が起こるなど、非常に注目を集めました。ここまで関心が高まったのは、今回のプロポーザルが以下の点で通常と異なっていたからと考えます。
◯ プロポーザルで手を挙げた3社のうち2社が辞退
◯ 提案された事業が「インターナショナルスクール」
◯ 審査結果の総合点が316点/600点
(足切りが300点)
[注目ポイント]
白紙になったことにより、再び事業者を募集するか、
または、公共施設等への利活用に変更するのか注目です。
ヤクルトスワローズ2軍
2027年2月の開幕にむけて工事が進んでいます。そんな中、千葉ロッテマリーンズ2軍と君津市が基本協定書を締結したニュースがありました。
[注目ポイント]
守谷市はスタジアムなどの建設費は球団が負担するのに対して、君津市では、自治体が費用を負担します。この違いは、君津市は球団の公募に立候補したのに対して、守谷市は球団側から要望を受けたからだと思います。
[使用料]
開幕後はヤクルトから守谷市へ、約6,000万円/年の使用料が入ります。
その金額は守谷市都市公園条例にある「65円/㎡」が基準になります。
7.3ha(73,000㎡) × 65円 = 約500万円/月
令和7年度は工事中ですが、じつはヤクルトから守谷市への使用料が入ります。金額は工事中なので「33円/㎡」が基準となるそうです。
新守谷駅周辺のまちづくり
新守谷駅周辺の土地区画整理事業です。この事業の目的は、新守谷駅や谷和原ICなどの交通拠点の利点を生かし、商業・工業・住宅などの複合的な市街地の形成にあります。下図は、計画の区域および地区区分です。
守谷市議会議員 5ヶ月
私は議員になる前に「守谷の将来を、どのように考えているのか?」「今、取り組んでいることは?」 そのような姿勢が見える議員になりたいと書きました。
守谷をもっとよくする「仲間」をふやす
守谷市の将来を真剣に考える方々と、それぞれの経験や視点を持ち寄って一緒に和気あいあいと街づくりがしたいです。そのために設立した政治団体「水車」を、同じ想いを共有する仲間たちの活動拠点としていきます。
また市政に興味を持ってもらえるために、この会報紙や市政報告会、そしてSNSを通じて、多面的に情報を発信することを心掛けています。
「どうすれば市政を分かりやすく正確に届けられるか?」 できるだけ事実のみを伝え、憶測は書かず、発信するトピックは多様になるようにしています。
攻めの市政に
今回の旧アジュールの件では、議会と行政それぞれの課題が浮かび上がったと考えています。共通する課題は「情報公開のあり方」と「情報を伝えるスピード」です。
もっと良い情報発信ができていれば、市民の方々に余計な心配や不安を与えることはなかったはずです。
守谷市の公式文章にも「AIやデジタルを活用して業務効率化などの行政改革に取り組む」といった趣旨が記されています。
AIの時代となり、たとえば議事録などもすぐに簡単に作成できるようになりました。これからはAIを中心に業務を組み替えることが必要になります。
その目的は、これからの最大の課題である「人手不足の解消」です。
攻めの姿勢でAI活用に取り組み、知見を蓄積していこくとが今、重要です。
開かれた議会へ、はじめの一歩
守谷市議会は「開かれた議会づくり」を掲げています。もし、市民アンケートを実施したとして、その取り組みをどれだけの方に納得していただけるでしょうか。目標へ進むには、まず自分たちがどこに立っているのか、現状を正しく把握することが欠かせません。
私も議会の一員として責任を自覚し、この課題に取り組んでまいります。
編集後記
議員活動をしていると、ときどき気付かされることがあります。それは、市民・行政・議員とそれぞれの立場がありますが、
私たちは同じ守谷市民であることです。
たとえ同じような意見を持っていたとしても、そのときの立場や役割によって動き方・見え方が変わるときもあります。
お互いに尊重し合い、直接会って、コミュニケーションをとること。
改めてそう思いました。
次号の「水車報」は8月1日を予定しています。
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誠にありがとうございました。
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